イステラ王国国王の庶子であるレイナートには、本来、王位継承権も貴族の養子となって家督を継ぐことも許されないはずであった。 しかし、17歳の春、弟のアレグザンド王子と共に元服を済ませたレイナートに父王は、借金まみれの大貴族リンデンマルス公爵家を継ぐことを命じた。元服の儀=剣選びの儀で得た剣と共に。 かくして、17歳の若き公爵家当主は借金地獄からの脱却のため奮闘することとなった。国を挙げての武術大会各部門優勝者たちを家臣と従えて。 やがて、己の持つ剣が、古イシュテリア大王国より伝わる伝説の聖剣「破邪の剣」であることを知り、大陸全土を巻き込んだ、人と魔との戦いに巻き込まれていく。 本作はR-18です。十八歳未満の方の閲覧を固くお断りします。 |
序章あらすじ
17歳の春、未だ元服を許されていないレイナートは、祖父母に会いに行く途中、旅の女剣士と出会う。その時からレイナートの運命が少しずつ動き始める。
第1章あらすじ
イステラにおいて20年振りに行われる武術大会。レイナートはそこで様々な人々と出会う。そうしてその優勝者達を祝う席上で父王は、レイナートに驚くべきことをさせる
第2章あらすじ
元服を済ませ、イステラ一の由緒と格式を誇るリンデンマルス公爵家を継いだレイナートは、傾いた公爵家を立て直すため奮闘し始める。
第3章あらすじ
家督を継ぎ、日々奮闘するレイナートはいよいよ領地へと向かう。
第4章あらすじ
弟の立太子式のために王都へ戻ったレイナートに、様々なことが振りかかる。
第5章あらすじ
答礼使節の長として各国を回ることになったレイナートは、最初の訪問国アレルトメイアに向かう。
第6章あらすじ
答礼使節団は次いでル・エメスタ、エベンスへと向かう。
第7章あらすじ
答礼使節団はかつての仇敵、ディステニアへ向かう。
第8章あらすじ
答礼の旅より帰国したレイナートは、新しい領民の受け入れに奮闘しつつ、大きな事件に巻き込まれる。
第9章あらすじ
答礼使節の旅より戻って3年。着実に領地経営を進めるレイナートに父王は新たな役目を申し付ける。
第10章あらすじ
父王の密命を帯びたレイナートは最初の目的地、シェリオールに向かう。
第11章あらすじ
父王の密命を帯びたレイナートは次いでイーデルシアの祖国リューメールへと向かうが、そこでは予期せぬ騒動に巻き込まれてしまう。またその次のアレルトメイアではこれまた予期せぬ出来事に見舞われる……
第12章あらすじ
イステラに帰国したレイナートを待っていたもの。それは古イシュテリアの聖剣の秘密であった
第13章あらすじ
レリエルへ向かうことを望みつつも久々に領地経営に勤しむレイナート。ところで北部五カ国連合には新時代が訪れていた
第14章あらすじ
レイナートはいよいよ念願のレリエルに向けて旅立つ
第15章あらすじ
ようやくレリエルに辿り着いたレイナート主従。そこに待ち受けていたものは……
第16章あらすじ
レリエルでの目的を達したレイナートは祖国イステラへと向かうが……
第17章あらすじ
レイナートはようやく初期の目的通り帰国を目論むが、クラムステンの王位継承問題からくる内戦に巻き込まれてしまう……
最終章あらすじ
ビューデトニアのシェリオール侵攻に端を発した「最終戦争」
レイナートはそこに自ら身を投じ、最後の決戦を迎える